初のツインボードとして、1995年に発表したRAMP PIPE(ランプパイプ)の開発は、偶然、見ていたサーフィンVIDEOの中でスケートボードに混じってインラインスケートやMTBが、ランページやストリートでスタントトリックをしているシーンがきっかけとなり、雪上のインラインスケートを実現するためのプロジェクトとしてスタートしました。

それまでのJAM TRICKは、スキーのノウハウからのフィードバックを基に開発をしていたことから、レギュラースキーのようなトラディショナルな乗り方や、短さを生かしたクイックな操作性で新しい分野を開拓しましたが、インラインスケートのスタントのような動きを雪の上で行うには、いくつか要素を付加する必要がありました。

 まずスキーとの決定的な違いは、足を交互にクロスしてのターンとスノーボードでいうフェイキー(バックライディング)での操作性です。この点は、ツインチップのスノーボードとバレースキー(現在は、アクロと競技名が変更)のノウハウを応用し、プロトタイプを製作しました。

 試乗テストを行ったところ、一つ気になる点が判明しました。ツインチップのスノーボードを単に縮小しただけの、トップとテールが同一の形状では、ターンの際、テールがひっかかりスムーズにターンができないのです。冷静に考えてみると分かりますが、トップとテールの役割が完全に入れ替わる横乗りのスノーボードと違って、縦乗りの場合はトウとヒールは入れ替わらないのです。けっしてターンができないことはありませんが、我々は妥協せずにサイドカットの改良を行い、厳密にはツインチップではないモデルとしてRAMP PIPEが誕生しました。この事は、後のリヴィジョン2の開発にもたいへん役立つ結果となりました。

 前記の過程を経て誕生した、ツインボード(Revision2/87Carve/Ramp pipe)は、スキーともファンシリーズとも、異なった滑りが特徴です。あえて、ツインボードと名付けた背景には、このような理由があるのです。それでは、レギュラースキーや従来のファンシリーズとの滑りの違いとレッスンのポイントを説明いたします。

 ビンディングは、 それぞれ、他のJAMTRICKシリーズと共通のマーカーFS-1、FS-3及びTRIXがコンプリートされていますので、FS-1の場合はトウピースのバーにブーツを固定し、ヒールピースのレバーを引き上げて装着します。FS-3とTRIXの場合はブーツヒールをヒールアームに固定してからトウクリップレバーを押し下げて装着します。また、自分自身だけでなく他のスキーヤーのためにも流れ止めのベルトやブレーキは必ず付けるようにしましょう。    Bindingの調節と着脱の詳しい説明へ!

Twin Boards Lesson A to Z  ツインボードの特徴とレベルアップのヒントについて...

STEP-1 Basic

JAMTRICKシリーズの場合は、ポールを持って滑っても良いように汎用性の広い設計がされていますが、ツインボードではその滑りの特性からポールの必要はありません。なぜならば、ポールを持つと上体が起きて両足が密脚し易いため、幅が広めのツインボードでは、本来の滑りができないからです。

まず最初は、腰幅ぐらいにスタンスを保ちレギュラースキーに比べて、ヒザをいれたポジションでターンインサイドのエッジに荷重するとターンがスタートします。

板がブレてしまう場合は、カカト荷重が強すぎるので思い切ってヒザを前に曲げ、ターンする側のエッジを雪面に押しつけるように荷重してみましょう。

どうしてもうまくいかない時は、足元から視線を曲がりたい方向に向け、アゴの位置をヒザより前にするように心掛けると、安定したターンができます。

STEP-2 Turn

両手フリーでワイドスタンスのツインボードは、スキーよりスピードスケートに近いローポジションのライディングスタイルになります。この基本を無視して滑るとツインボードは、本来の性能を発揮できません。

特に、テールキックのついたRAMP PIPE とRevision2は前傾が不足するとスッポ抜けたように後ろに転倒してしまうので注意して下さい。(アイススケートで腰が引けて滑った場合を想像していただければ、分かると思います。)

また比較的、細めのRAMP PIPEはジビング(グランド系トリック)やショート系のターンを特に重視した設計ですが、Revision2(リヴィジョン2)、87Carve、EZ-Free(イージーフリー)は、短いことにより不利とされていた高速での安定性と滑走性を滑走面積を拡大することにより、90cm以下のサイズでレギュラースキーの180cm相当の安定性を確保しています。

  
STEP-3 Highspeed Turn

STEP-2の説明で、お分かり頂けたと思いますが、ツインボード(特にRevision2、87Carve、EZ-Free)が幅広な理由は、滑走性の向上(アイスバーンでのキレやハイスピードでの安定性)があげられます。フレックスパターンをモデル別に最適化し、87Carveでは雪面を切り裂くような鋭いデユアルカーヴィングを、Revision2では、フラットに荷重するとスピン系のトリックプレイ、またエッジを立てるとカーヴィングに対応する汎用性も考慮されています。EZ-Freeはこれらの中間的なセッティングで乗りやすさを重視しています。

高速ターンでは、スピードが増すにつれて前傾も強くします。視線はより遠くに向け、レギュラースキーに比べ、板の重量が軽い分、雪面に対する押しつけを強めにすることがポイントです。

  
STEP-4 Jibbing

テールキックがつけられ、全長に対して接雪長の短いRAMP PIPE は、80cm以上の板では難しいスケートのような足を交互にクロスしてのターンやオープンレッグ、フェイキー(バックライディング)を重視し、88cmのRevision2は、スピードにのったダイナミックなパイプアクションが可能です。

また、スピン系のトリッキーなアクションにもフルラウンドテールを採用することで、板がひっかからず、動きを妨げないスムーズな滑りができます。

基本的なターンを十分修得し、板が軽く短いことに慣れてきたら、片足滑走やバックライディングを練習しバランスに対しても慣れることで、トリックにもチャレンジしてみましょう。

  
ワンメイクエア Onemake Aer

昨シーズンよりファンスキーグランプリの新たな種目に加わったワンメイクエアは今後、更に盛り上がる競技のひとつでしょう。

ツインボードは、360°ヘリ等のモーグル系の技や、フィギアスケートのようなアクセル等も意外と簡単にできてしまいます。短さを生かしたとりまわしの良さでおもいきったエアにチャレンジしてみて下さい。

  

モアアクション More Action

更にアグレッシブな上級テクニックとしては、ハーフパイプでのさまざまなアクションやインラインスケート、スノーボードの、テクニックを参考に自分流の新しい技を開発してみるのもよいでしょう。

Twin Boardの詳しいスペックへ!

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