JAM TRICK 開発 History

今でこそ市民権を得たFUNSKIですが、初代ジャムトリックが発売される前の90〜91年頃は、スキー界はデモ全盛でキャップスキーも数える程の時代でした。モーグルやスノボにしても、まだ一部の人達のモノという頃に、我々は次なる新しいスノーシーンを目指して新たなモデル開発に取り組みました。

 むかし、子供の頃、遊び道具として"竹スキー"という30〜50cm程の板をストックなしで使い楽しく遊んだことを思い出し、遊びの原点に戻って短いスキーに的を絞り、試行錯誤が始まりました。

 調べてみると、中国や韓国、ロシア等の古い時代にも短いスキーがあり、山スキーにも"フィーゲル"という(60cm程度のサイドカーブもベンドもない幅広のアルミ製)下山用の板がありました。しかしこのままスキーの構造で作った場合、ゲレンデ使用をメインにした時は、ターン性能が劣ることから、細く、サイドカーブをつけたプロトモデルを作りテストを繰り返したのです。

 最初の何台かは、通常のスキーと同じ幅で(社内ではスーパーナローと呼んでいます)製作しましたが、アイスバーンでは抜群のキレがある半面、普通のコンディションでは雪にもぐってしまい使用条件が限定されすぎ、販売には至らない幻のモデルとなりました。

 最終的には、"外見はオモチャのようでもも中身は本物"のコンセプトから、スラングでは"愉快なもの、楽しいもの"また"小さなボディに性能を詰め込んだスキー"の意味を表すJAM TRICKと名付け、プロダクションモデルが完成しました。

91s Original JAMTRICK

91年に限定200台のみ販売の市販されたモデルとしては、最初のジャムトリック。現在のnarrowに近いサイドカーブとwideに似たセミラウンドテールを採用し、現在のモデルの原形といえます。

ドイツ、SALEWA社製ビンディング付のこのモデルは、超レアな貴重品です。所有している方は、これからも大切にして下さい。

 

Freqentry Asked Question  ジャムトリックの特徴とステップアップのポイントについて...

Bindingの調節と着脱 Set Up

JAMTRICKシリーズには、専用ビンディングのマーカーFS-1、FS-3及びTRIXがコンプリートされています。このビンディングは、多くのファンスキーやスノーボード用のビンディングと違い樹脂製のプレート(写真ではグリーンの部分)の内部に前厚スプリングを内蔵するこにより、一般的にファンスキーはヒザから下が疲れると言われている点を、内蔵スプリングが雪面からのショックを吸収することで軽減しています。

また、工具を使わずにサイズ調節レバーを動かすことで簡単に調節可能なだけでなく、 *1板にプリントされた設計センター位置に適確にブーツセンターを合わせることで、板の性能を最大限に引き出すことが可能です。この機能は、全長が短いファンスキーにとって不利な悪雪の条件(春のザラメ雪等)で、トップがもぐってしまう場合は、センター位置を後ろよりにセットし、硬いバーンでトップがブレる場合は、逆に前よりにセットする等、 *2瞬時に雪面適応性を高めることも考えて採用されました。

FSー1の場合は、トウピースのアームにブーツを固定し、ヒールピースのレバーを引き上げて装着します。開放する際は反対にレバーを押し下げますが、赤い着脱ボタンを親指で押しながら同時にレバーを下げないとはずれませんので注意して下さい。

トウクリップシステムを採用したTRIXFS-3の場合は、ヒールピースのアームにブーツヒールを固定してからトウクリップレバーを押し下げて装着します。開放は逆の手順で行ないます。

また、自分自身だけでなく他のスキーヤーのためにもリーシュコード(流れ止めのベルト)かブレーキを必ず付けるようにしましょう。

  

*1板の中央に"BOOT-CENTER-AREA"と印刷されている三角マークの頂点が、設計センター位置になります。基本的には、この位置にブーツセンターを合わせます。雪質等によっては、 *2前後20mmの位置にラインがありますのでこの範囲で調節して下さい。(詳しくは商品に添付された取扱説明書を参照して下さい。)

STEP-1 Basic

サイズが短いことでバランスが難しいのではないかと、最初は不安があるかも知れませんが、心配ありません。一般の方の足のサイズはおそらく30cmもないはずです。日常生活において、20数cmの方で1日に5回も6回も転ばなければファンスキーで滑れます。この際、固定概念は忘れて下さい。

短い板では、同じ力でエッジングした場合でも、長い板よりエッジプレッシャーが強くかかります。(板を脱いでブーツのみで歩くと雪面に沈んでしまった経験があると思います。これは、長い板は面積が広い分、圧力が分散しますが、面積が狭いと圧力が集中するためです。)その他、方向転換や移動が簡単で、リフト待ちで曲がる際の内側や登りでは、レギュラースキーやスノボを横目にスイスイ進めます。

また、短いということは足に近いことでもあり、ポールで漕いで進んだりスケーティングは当然のことですが、歩いたり走ったり自由自在に動けるのです。

  

Step-2 Turn

JAM TRICKは、ターンの好みに合わせてモデルを選べるように、設計段階からサイドカーブやトップ、テールの形状の違うモデルをラインナップしています。性別や技術、身長等にあまり左右されず、だれでも違和感なく滑れる汎用性のあるスキーです。

また、初心者の方でも乗る位置の感覚さえ覚えれば1日でそれなりに滑れるようになるはずです。ただし、ボーゲンは難しいのであまりおすすめできません。

ポールを使うかどうかは、自由です。最初のうち不安があるようなら、普段レギュラースキーで滑る時と同じでいいでしょう。これを使わなければいけないというキマリはありません。

板がフラフラして安定しないように感じるなら、腰が引けて後傾している証拠です。板のまん中に乗りヒザを曲げ、ターンの外足の内側エッジに力を入れてみて下さい。(足元を見るとアゴが引けて後傾してしまいます。視線は進行方向に向けることを忘れないで下さい。)

  
STEP-3 Advanced Turn

前後のバランスとターンのコツがつかめたら、外足の内側エッジに力を入れる動作を、慣れるにしたがって早いテンポで繰り返すことで、リズミカルなショートターンが楽に行えます。

サイドカーブのきついnarrow(ナロー)は、テールをしっかりグリップさせた小刻みなキレのあるターンに、wide(ワイド)は、より安定感のある様々なターンや丸いラウンドテールのスムーズさを生かしたトリッキーな滑りにも対応しています。

スピードのあるターンでは、外足エッジを雪面に押しつける力をスピードに合わせて強くします。

更に安定性のあるターンを求める方には約80cmのlong(ロング)78、long82や一般のビンディングも取付け可能なX-Free express(クロスフリーエクスプレス)Carve、Swingから好みに応じて選択可能です。

  
コブ斜面 Bumps

今までコブが苦手だった方も、JAM TRICKで滑ることによって、コブ斜面の楽しさを知ることがでるでしょう。

ポイントは、深いコブでは、直線的に滑るとトップが詰まってしまうので、一つのコブで何回もターンするように意識しながら、なめるようにコブを回り込むとスムーズに抜けられます。

  

さて、JAM TRICKの滑り方について十分ご理解いただけたでしょうか?後は、あなた自身で自分流の楽しみ方を見つけだして下さい。もし、"こんな事できるよ" というご意見等、ありましたらメールでお知らせ下さい。

JAM TRICKの詳しいスペックへ!

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